あなたは大きな家に憧れますか？
“大は小を兼ねる”という言葉があるように、「大きいに越したことは無い」と考えている人も多いのではないでしょうか。
大きな家はとても魅力的ですが、今、私が推したいのはその真逆の”小さな家”です。
小さな家には、大きな家に負けないくらい多くの魅力が詰まっています。
（余談ですが、某自動車メーカーの「ちいさなくるま、おおきなみらい」ってうまいコピーですよね。）
それでは、小さな家の魅力を見ていきましょう。
コスパの良さ
建築費用を抑えやすい
小さな家は、一般的な大きさの家に比べて使用する材料が少ないため、建築費用を抑えることができます。また、建築に要する日数が短くなることで人件費も削減、さらに仮住まいをする場合は、そのコストも抑えることができます。
ランニングコストが安い
日々の光熱費についてもコンパクトな家は有利です。部屋数が少ないので冷暖房のエネルギー効率が良くなり光熱費を抑えられます。
後の外壁塗装などのメンテナンスコストや、固定資産税も抑えられますので、将来にわたってそのメリットを享受することができます。
生活に余裕が生まれる
そして何といっても、小さく安く建てた分、月々のローン返済額が少なくできるという点が最大の魅力です。
家は小さく賢く建てて、本当に必要なものにお金を使うという“新しい豊かさ”を手に入れることができるでしょう。
住み心地の良さ
効率の良さ
小さな家には、小さな家ならではの住みやすさがあります。
生活に必要な設備がコンパクトにまとまっていますので、必然的に効率のいい動線が確保でき、家事や掃除などの負担軽減と時間短縮が期待できます。
生活のスリム化
モノをため込むことが物理的に難しいので、本当に必要なモノや生活を豊かにするモノが残り、不必要なモノを減らすことができます。半強制的に断捨離ができるというわけですね。
採光・通風・プライバシー確保に有利
小さな家は一般的な大きさの家に比べて、隣家との距離が確保しやすいというメリットもあります。プライバシー保護として有効な手段であり、さらに採光や通風においても有利に働きます。
土地選びに有利
建てる場所を選ばない
建てる場所を選ばないのも、小さな家ならではのメリットです。
土地選びは、建物が大きくなるほど難しくなりますが、小さな家ならそのようなことはありません。自分が求める環境にマイホームを建てることも、小さな家であれば難しくはないでしょう。
敷地の有効活用
同じ敷地面積で考えた場合、小さな家のほうが敷地に余裕が生まれるため、庭を広くとってアウトドアを家族で楽しむことや、駐車場スペースを広めに確保することも可能です。
小さな家ならではの“あなたらしい贅沢な選択”をすることができるでしょう。
最後に
「ミニマリスト」や「ミニマルな暮らし」といった言葉が誌面に載る時代です。
家の大きさがその人の地位や生活レベルのパロメーターだった時代も今は昔、見栄で家を大きく建てたいと思う人は今や少数派ですよね。
豊かさの価値観が、ここ数十年で大きく変わったということでしょう。
小さな家は、現代社会に非常にマッチしています。
マイホームは見栄を張って大きくせずに、コンパクトに賢く建てて、アザトカワイク暮らしませんか？
