プロが教える洗面化粧台の選び方【注文住宅】【リフォーム】

まめ知識

洗面化粧台は、家族みんなが毎日使用するもの。しかも一回ではなく複数回使用します。

忙しい朝、分刻みで行動しているのに、洗面化粧台が使いにくいものだったらストレスが溜まりますよね。逆に、洗面化粧台が使い勝手の良いものだったら、日々のストレスが格段に解消されること間違いなしです。

今回は、住宅設計のプロである私が、失敗しない洗面化粧台の選び方を伝授したいと思います。新築を考えている方、リフォームを考えている方、ぜひ参考にしてください。

基本的な考え方は「見た目よりも機能性を重視すべし!」ということです。

使い勝手を第一に考えて選ぶのがベストだと私は考えます。洗面化粧台で個性を表現しようとするのはやめましょう。

それではさっそく「プロが教える洗面化粧台の選び方」を見ていきましょう。

洗面化粧台を選ぶコツ

国内大手メーカー品を選ぼう

特別な理由がない限り、国内の大手住宅設備メーカーのものが良いと思います。

TOTO、LIXIL、パナソニック、クリナップなどなどのメーカーですね。

質、コスパ、アフターメンテの三拍子が揃うのは、やはり国内大手メーカーにしかない魅力です。

ワイドは広いものがグッド

洗面化粧台のボウルの脇には、コップや石けんなどいろいろなものを置くスペースが必要です。横幅は広い方が使い勝手が良いでしょう。

家族の人数が多い場合は、ボウルが2つあるものを選んだり、洗面化粧台を2台並べることも選択肢に入れましょう。

汚れに強いものを選ぼう

洗面化粧台は日常的に使用され、化粧品、石けん、歯磨き粉などの製品が頻繁に置かれます。汚れに強い素材や表面仕上げを持つ洗面化粧台は、これらの製品のこぼれやシミが付きにくく、衛生的な環境を維持しやすいでしょう。

三面鏡はマスト

三面鏡は洗面化粧台の機能性や実用性を向上させるために便利なアイテムと言えます。特に、日常の一部であるメイクやヘアセットにおいて、三面鏡は非常に便利です。後頭部まで無理せず見ることができるのは大変なメリットです。背中も見えます(顔やデコルテだけでなく背中までお手入れする時代ですから)。

また、鏡の裏には収納スペースが組み込まれていることが多いので、メイク用品や歯ブラシ、洗面用具などを整理しやすく、洗面化粧台周りをきれいに保つのに役立ちます。

扉グレードは低いランクで十分

メーカーによっては、何種類もの扉柄を用意している場合があります。そして、派手な柄ほどグレードが高い(価格が高い)設定になっています。

個人的には、扉グレードは最低ランクのもので十分だと考えます。洗面室は基本的に家族しか立ち入らない部屋でしょうから、洗面化粧台で個性を表現する必要はありません。そもそも、洗面化粧台の横に置かれるであろう洗濯機の方が存在感はありますので、個性を表現するなら洗濯機で表現した方が良いでしょう。また、シンプルな洗面化粧台でも石けんボトルやタオルなどでいくらでもアクセントが付けられます。

どうしても採用したいお気に入りの洗面化粧台がある場合は、洗面室ではなく「玄関の手洗い用」や「主寝室のパウダーコーナー」などへ採用しましょう。

収納力のあるものを選ぼう

これは洗面室全体で考えればOKですが、部屋がコンパクトで収納スペースを設けられないようなら、化粧台そのものの収納力が大切になります。

洗剤やシャンプーのストック、タオル、ドライヤーやコスメ用品など、洗面室に置いておきたいものは大小さまざまです。それぞれをどこに置くのが良いのかを考えて収納場所を決めましょう。

今回は洗面化粧台の選び方を解説しました。

毎日使うものは妥協せず、しかしコスパも考慮して、アザト賢く選びましょう。

タイトルとURLをコピーしました